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猫が前かがみになって「ケホッケホッ」と咳のような動きをすると、毛玉を吐こうとしているのではないかと思う人も多いかもしれません。猫は毛づくろいの際に飲み込んだ毛を吐き出すことがあります。
しかし、咳のような動きがすべて毛玉によるものとは限りません。呼吸器の病気が関係している場合もあり、症状の見え方が似ているため判断が難しいことがあります。
まずは毛玉による吐き戻しと咳の違いを知り、どのような場合に動物病院の受診を考えるべきかを確認していきましょう。
猫の咳のような動きは、実際にはいくつかの状態が似て見えることがあります。特に多いのが「毛玉を吐く動き」と「咳」です。
毛玉による吐き戻しでは、体を大きく伸ばしながらえずくような動きが続き、そのあとに毛のかたまりや液体を吐くことがあります。一方で咳は、気管や気管支に刺激があるときに起こる反射で、吐くものが出ないこともあります。
見た目だけでは区別が難しいこともありますが、いくつかの観察ポイントがあります。
毛玉による吐き戻しでは、次のような様子が見られることがあります。
一方、咳の場合には次のような特徴が見られることがあります。
このような違いはありますが、毛玉と咳が完全に区別できないことも珍しくありません。特に吐くものが出ない場合は、咳の可能性も考えて様子を観察することが大切です。
猫の咳にはいくつかの原因があります。毛玉以外の代表的な原因として、次のようなものがあります。
気管支炎や猫喘息では、気道が狭くなったり炎症を起こしたりすることで咳が出ることがあります。猫喘息では、発作のように咳が続くことがあります。
ウイルスや細菌による感染症でも咳が出ることがあります。くしゃみや鼻水、元気の低下など、ほかの症状が一緒に見られることもあります。
小さな異物や刺激物を吸い込んだときにも、咳が出ることがあります。急に咳が始まった場合は、こうした可能性も考えられます。
まれではありますが、心臓の病気に関連して咳のような症状が見られることもあります。
このように、咳の背景にはさまざまな原因があるため、症状が続く場合は原因を確認することが大切です。
猫の咳にはいくつかの現れ方があります。症状の出方を知っておくと、異変に気づきやすくなることがあります。
こうした症状が見られる場合は、呼吸の状態にも注意が必要です。呼吸が普段より速い、胸の動きが大きいなどの変化があるときは、動物病院へ相談することがすすめられる場合があります。
猫が咳をしているとき、すぐ受診すべきかどうか迷うこともあるでしょう。判断の目安として、症状の強さや続き方を確認することが参考になります。
次のような様子が見られる場合は、早めに動物病院へ相談することが考えられます。
緊急ではなくても、次のような場合は原因を確認するために受診を検討することがあります。
単発の咳で、すぐに普段通りに戻る場合は少し様子を観察することもあります。ただし、同じ症状が繰り返される場合は注意が必要です。
猫が咳をしているときは、いくつかのポイントを観察しておくと受診時の参考になります。
猫の呼吸数は、安静にしているときの状態を確認すると変化に気づきやすくなります。体調の変化を確認する方法として、体温測定を行う人もいます。
また、留守中に症状が出ているかどうかが分からないこともあります。生活の様子を確認する方法として、見守りカメラで行動を記録する人もいます。
猫の咳は毛玉の吐き戻しと似ているため、判断が難しいことがあります。特に吐くものが出ない咳が続く場合は、呼吸器の問題が関係している可能性もあります。
受診するかどうか迷うときは、症状の頻度や呼吸の様子を落ち着いて観察してみましょう。咳が繰り返される場合や呼吸の様子が普段と違うと感じた場合は、動物病院で相談してみると安心につながることがあります。
猫の体調の変化は、早めに気づくことが大切です。日頃から普段の呼吸や行動を知っておくことで、異変に気づきやすくなります。