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犬がよだれを垂らしている姿は珍しいものではありません。食事を待っているときや興奮しているときなど、日常の場面でもよく見られる反応です。
しかし、普段あまりよだれを出さない犬が突然大量によだれを出したり、ほかの症状と一緒に現れたりする場合は、不調や病気のサインであることもあります。
よだれだけで判断するのは難しいため、大切なのは「どんな状況で出ているか」と「ほかにどんな症状があるか」です。ここでは、犬のよだれの正常な範囲と注意したい危険サインをまとめます。
犬の唾液には、食べ物を飲み込みやすくしたり口の中を保護したりする役割があります。そのため、状況によっては自然によだれが増えることがあります。
健康な犬でも、次のような場面ではよだれが増えることがあります。
これは唾液の分泌が一時的に増える反応です。時間が経てば自然に落ち着くことが多く、元気や食欲に変化がなければ心配ないケースもあります。
犬種によってもよだれの量には差があります。特に口周りの皮膚がゆるい犬種では、唾液が口の外に出やすくなります。
そのため、普段からよだれが多い犬では「いつもの状態」を知っておくことが大切です。普段と明らかに違う様子があれば、体調の変化に気づきやすくなります。
よだれが増える原因はさまざまですが、大きくいくつかのタイプに分けて考えると理解しやすくなります。
口の中に痛みや違和感があると、よだれが増えることがあります。
例えば次のような状態です。
この場合、口を気にする様子や食べにくそうにする行動が見られることがあります。
吐き気や胃腸の不調があると、よだれが増えることがあります。
この場合は次のような症状が一緒に見られることがあります。
犬が有害なものを食べてしまった場合、よだれが大量に出ることがあります。毒性のあるものが体に入ると、唾液の分泌が急激に増えることがあるためです。
特に注意が必要なのは次のようなものです。
精神的なストレスや乗り物酔いでもよだれが増えることがあります。
例えば、車に乗ったときや環境が大きく変わったときです。この場合は落ち着くとよだれが止まることが多いのが特徴です。
体温が上がりすぎたときなど、全身の状態が悪化している場合にもよだれが増えることがあります。暑い環境にいたあとでよだれが増え、ぐったりしている場合などは注意が必要です。
よだれだけで病気かどうかを判断するのは難しいですが、ほかの症状と組み合わさると注意が必要なサインになることがあります。
よだれと嘔吐が同時に見られる場合は、消化器の不調や中毒などの可能性があります。
元気がなく、動きたがらない状態が続く場合は、体調が大きく崩れている可能性があります。
口を触られるのを嫌がる、食べにくそうにするなどの様子があれば、口の中のトラブルが疑われます。
震えや呼吸の乱れがある場合は、体の異常が強く出ている可能性があります。
このように、よだれの量だけでなく症状の組み合わせを見ることが重要です。
次のような状況では、早めに動物病院へ相談することが勧められます。
毒性のあるものを食べた可能性がある場合、よだれが増えることがあります。嘔吐や震えなどがある場合は特に注意が必要です。
観葉植物や化学物質などを口にした場合も、よだれが大量に出ることがあります。
骨やおもちゃを飲み込んだ場合、口の違和感や消化管の問題からよだれが増えることがあります。
暑い環境で次のような症状がある場合は注意が必要です。
よだれが出ているときに迷いやすいのは、様子を見てよいのかという点です。判断の目安として次のようなポイントがあります。
迷う場合は、症状の経過を記録して動物病院に相談する方法もあります。
体温の変化を確認できるペット用体温計があると、体調の変化を把握する助けになります。
よだれは犬にとって珍しい反応ではありませんが、体調の変化を知らせるサインになることもあります。普段の様子を知っておくことが、異変に気づく手がかりになります。