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犬が水を飲まない|脱水のサインと受診目安
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犬が水を飲まない|脱水のサインと受診目安

犬がいつもより水を飲んでいないと感じると、「このまま様子を見ても大丈夫なのだろうか」と不安になることがあります。

犬の飲水量は日によって多少変わることがあり、すぐに問題が起きるとは限りません。ただし、水分が不足した状態が続くと脱水につながる可能性もあるため、どの変化が体調のサインなのかを知っておくことは大切です。

ここでは、犬の飲水量の目安と、家庭で気づける脱水のサイン、受診を検討したい状況を紹介します。

犬はどれくらい水を飲む?飲水量の目安

犬が1日に必要とする水の量には、体重をもとにしたおおよその基準があります。一般的には、体重1kgあたり約50〜60ml程度が目安とされています。

たとえば体重5kgの犬であれば、1日におよそ250〜300ml前後が一つの目安になります。

ただし、この量はあくまで目安であり、次のような条件によって変わることがあります。

季節や活動量による変化

気温が高い時期や運動量が多い日は、体温調節のために水分の消費が増えます。そのため、夏場や散歩後は飲水量が増えることもあります。

反対に、気温が低い時期や運動量が少ない日には、水を飲む量が少なくなることもあります。

食事による水分摂取

食事内容も飲水量に影響します。

ウェットフードには水分が多く含まれているため、ドライフードのみの場合よりも水を飲む量が少なく見えることがあります。食事から水分をとれている場合、飲水量だけで判断すると「飲んでいない」と感じることもあります。

犬の脱水はどんなサインで気づける?

水分が不足すると、体にはいくつかの変化があらわれることがあります。家庭でも観察できるポイントとして、次のようなサインが知られています。

歯ぐきの状態

健康な犬の歯ぐきは、しっとりとしていてピンク色をしています。脱水が進むと、歯ぐきが乾いた感じになったり、粘つくような状態になることがあります。

皮膚の戻り(皮膚テント)

首の後ろの皮膚を軽くつまみ、手を離したときの戻り方を見る方法があります。通常はすぐに元に戻りますが、戻りが遅い場合は脱水の可能性があるとされます。

ただし、年齢や体型によっても変化するため、この方法だけで判断するのは難しいことがあります。

元気や活動量の変化

脱水が進むと、元気がない、ぐったりしている、動きたがらないといった変化が見られることがあります。

ただし、これらは脱水以外の体調不良でも見られるため、ほかの症状と合わせて観察することが大切です。

尿の量や色

水分摂取が少ない場合、尿の量が減ったり、色が濃くなることがあります。排尿回数が普段より少ないと感じるときは、体調の変化もあわせて確認すると安心です。

犬が水を飲まないとき受診を考えたいサイン

水を飲まないこと自体よりも、ほかの症状と組み合わさっているかどうかが受診を考えるときのポイントになることがあります。

水を飲まない状態が続く場合

半日ほど飲まないことがあっても、元気で食事もとれている場合は様子を見ることもあります。

ただし、1日以上ほとんど水を飲まない、尿がほとんど出ていないといった状態が続く場合には、体調を確認するために動物病院へ相談するという選択肢も考えられます。

一緒に見られると注意したい症状

水を飲まない状態に加えて、次のような症状がある場合は体調不良の可能性があります。

  • 嘔吐や下痢
  • 発熱
  • 元気がない
  • 食欲がない

これらが同時に見られるときは、脱水が進みやすくなることもあるため、早めに相談する判断もあります。

緊急性が高い可能性がある状態

次のような状態が見られる場合は、できるだけ早く動物病院へ相談することが勧められることがあります。

  • ぐったりして動けない
  • 水を飲めないほど弱っている
  • 尿がほとんど出ていない
  • 嘔吐や下痢が続いている

夜間などで判断に迷う場合には、地域の夜間動物病院の案内などを参考にする方法もあります。日本では夜間診療の動物病院もあり、地域ごとに案内がまとめられていることがあります。

水を飲まない背景にある主な原因

犬が水をあまり飲まない背景には、さまざまな理由が考えられます。

体調不良や消化器症状

嘔吐や下痢、発熱など体調が悪いときは、水を飲む量が減ることがあります。また、吐き気がある場合は水を飲みたがらないこともあります。

痛みや不快感

口の中のトラブルや体の痛みなどがあると、水を飲む行動そのものが減ることがあります。

環境やストレス

環境が変わったときや、普段と違う場所にいるときなど、落ち着かない状況では飲水量が一時的に減ることもあります。

このように、水を飲まない理由は一つとは限らないため、ほかの様子とあわせて観察することが大切です。

脱水が進みやすい犬と状況

脱水は、犬の年齢や体の状態によって進みやすさが変わることがあります。

子犬や高齢犬

子犬や高齢犬は体の調整機能が変化しているため、水分バランスが崩れやすいとされています。

嘔吐や下痢がある場合

嘔吐や下痢があると、水分が体外に失われやすくなります。この状態で水を飲まないと、脱水が進みやすくなることがあります。

暑い季節

暑い時期は体温調節のために水分の消費が増えます。そのため、飲水量が少ないと体への負担が大きくなることがあります。

迷ったときの考え方

犬が水を飲まないとき、すぐに問題が起きるとは限りません。ただし、飲水量の変化だけでなく、体の様子を合わせて見ることが大切です。

  • 元気や食欲はあるか
  • 尿は普段通り出ているか
  • 嘔吐や下痢などの症状はないか

こうした点を確認しながら様子を見ていくことが、判断の助けになります。

もし元気がない、症状がいくつも重なっている、水を飲まない状態が続いているといった場合は、動物病院に相談すると安心です。迷ったときは、早めに専門家の意見を聞くという選択肢もあります。

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