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ペットがブラインドやカーテンのひもに絡まる事故を防ぐ|窓辺のコード対策
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ペットがブラインドやカーテンのひもに絡まる事故を防ぐ|窓辺のコード対策

ブラインドやカーテンのコードを高い位置にまとめて、「これならペットには届かない」と考えている家庭もあるかもしれません。ただ、窓辺にソファや棚があれば、床から見た高さだけでは実際の届きやすさを判断できません。

また、気をつけたいのは大きな輪になったコードだけではありません。長く垂れた一本のコードや、カーテンの留めひも、製品の裏側にあるコードなども、配置によってはペットが触れられる状態になります。

ペット向けには、「床から何cm以上なら安全」と判断できる公的な数値基準を頼ることはできません。数字をひとつ決めるよりも、自宅の窓辺で「どのコードに、どこから近づけるか」を見ていく方が、実際の暮らしに合わせて考えやすくなります。

まずは「輪があるか」だけでなく、触れられるコード全体を見る

窓辺を確認するときは、最初から輪になっているコードだけでなく、ペットが触れられる位置にあるひも状の部分をひと通り見ておきましょう。ブラインドやロールスクリーンには、輪になった連続コードやボールチェーンが使われるものがあります。こうしたループは、窓まわりのコード事故で特に注意したい形状です。

一方、最初から輪になっていない一本の長いコードでも、身体へ巻き付くおそれがあります。ブラインドの内部から引き出せるコードが輪を作る場合もあるため、「見えている操作コードに輪がないから大丈夫」とは考えない方がよいでしょう。

カーテンの場合は、開閉用のコードだけでなく、カーテンを束ねるタッセルのような留めひもも確認します。消費者庁の窓コード事故に関する案内は、子ども向けの事故対策として、ブラインドなどの操作ひもとあわせてカーテンの留めひもも確認するよう呼びかけています。子どもを対象とした案内ですが、窓辺を点検するときには「身体が入り込める輪や、巻き付けられる長さのひもが残っていないか」という視点が参考になります。犬や猫などのペットがコードを身体へ絡ませる可能性もあるため、コードクリップなどを使い、触れられない状態にしておきましょう。

「床から何cm」ではなく、ペットがどう近づけるかを見る

コードの位置を確認するときは、床からの高さだけではなく、そこまでの移動経路も含めて見ます。たとえば、床から直接は届かないコードでも、窓際にソファや椅子、棚があれば、その上から近づけるようになります。消費者庁が紹介している子どもの事故にも、本来は届かない高さにあったブラインドのコードへ、窓際のソファを足場にして到達した事例があります。

ペットの場合も、「床からコードまで」の距離だけを測るより、窓台やソファ、棚、ベッド、キャットタワー、ケージなどを含めて、その場所へどう近づけるかを見る方が実際の環境に合っています。猫が窓台へ上がる環境なら、窓台からコードまでを見る必要があります。うさぎなどが部屋を自由に移動する時間があるなら、その行動範囲に垂れたコードがないかを確認します。

鳥の場合は、床からの高さを安全の基準にすることがさらに難しくなります。細いひもや繊維が足や翼、頭、首などに絡まることがあり、ブラインドコードに限った危険ではありません。放鳥する部屋では、高い位置にあるという理由だけで点検対象から外さないようにしましょう。

一方で、「猫なら何cm」「鳥なら何cm」といったペット向けの安全な高さは明確ではありません。日本には子どもの安全を対象としたブラインドコードの日本産業規格(JIS)がありますが、その数値をペットへそのまま当てはめることはできません。そのため、自宅では「この高さなら安全」と決めるより、家具の位置やケージの置き場所まで含めて、実際に触れられるコードが残っていないかを判断しましょう。

今あるコードは、自己流で結ばず安全部品で固定・収納する

コード付きのブラインドやスクリーンをそのまま使う場合は、製品に合った安全部品を使い、コードを触れられない状態へ収める方法があります。垂れ下がるコードには、コードクリップやクリート、コードフックなど、余った部分を所定の位置へ保持する部品があります。こうした部品を使い、コードを高い位置へまとめます。

ただし、単にコードをひと結びにしたり、手近な輪ゴムなどで束ねたりすることとは区別して考えます。長いコードは結ばず、余分な部分を専用のクリートへ確実に収めましょう。自己流で結ぶと、別の輪や余った部分が残る可能性があります。

輪になった連続コードでは、テンショナーやタイダウンと呼ばれる部品で、コードを壁や窓枠などへ張った状態で固定する方法もあります。この場合も、部品が付いていることだけでなく、緩んだり外れたりせず、固定した部分を含めてペットが触れられないかまで確認します。

固定方法は製品ごとに異なるため、使っているブラインドやスクリーンの取扱説明書やメーカーの案内に合う部品を選びます。TOSOの安全対策ページでは、コードクリップやセーフティージョイント、コードフックなど複数の安全部品を確認できます。ただし、安全対策品を使っても事故を完全に回避できるわけではありません。

一度取り付けた後も、家具を動かしたときや、ケージ・キャットタワーなどを新しく置いたときには、固定場所まで届くようになっていないか見直します。部品が緩んだり壊れたりして、長いコードが再び露出していないかも確認対象です。

固定しにくい窓では、コードを減らす方式も選択肢になる

安全部品で固定する方法と、操作コードそのものを減らす方法では、残るものが異なります。既存のコードをクリップやテンショナーで固定すると、コード自体は製品に残りますが、今ある設備を使いながらペットが触れられない位置へ収められる場合があります。

一方、コードレス式やバトン式、ループを作らない操作方式には、垂れ下がる操作コードそのものを減らせる製品があります。既存コードを固定・短縮する対策と、コードレス製品への変更は、別の選択肢として考えます。

どちらかを一律に選ぶのではなく、今の窓で次のような状態を保てるかを見ると判断しやすくなります。

  • コードやループがペットの行動範囲に残らない
  • 固定した部分にもペットが届かない
  • 開閉した後も長い余りや新しい輪ができない
  • 毎回忘れず片付けなくても同じ状態を保てる

固定場所をどうしてもペットが使う家具の近くに置くことになる、コードを使うたびに手作業で片付けなければならない、といった場合は、買い替えのタイミングでコードを減らす方式と比較する余地があります。

ただし、「コードレス」という表示だけで製品のすべてのひもがなくなるとは限りません。操作コードがなくても、製品の裏側や下部などに別のコード構造がある場合があります。交換するときも、名称だけでなく、ペットが触れられる位置にひも状の部分が残るかを確認します。

留守中にも同じ状態を保てるかを最後に確認する

窓辺を整えたら、人がいない時間にも同じ状態が続くかを確認します。在宅中に毎回コードを高い位置へ片付けられていても、出かける前の操作を忘れれば、その窓は別の状態になります。反対に、コードが常に固定されている、操作コードそのものがない、あるいは留守中はその部屋へペットが入れないのであれば、人がその場にいなくても状態を維持できます。

留守中の安全を考えるときも、ペット専用の明確な基準を頼りにするのではなく、人が毎回操作する必要がある対策と、コードへアクセスしにくい構造そのものを作る対策に分けて考えます。自宅でも、「見ていられるか」ではなく「見ていない時間にも同じ状態か」と問い直すと、今の対策で足りるかを判断しやすくなります。

まとめ

ブラインドやカーテンのコードを見直すときは、ひとつの安全な高さを探すより、自宅の窓辺をペットの動線から確認すると判断しやすくなります。輪になったコードだけでなく、長く垂れたコードや留めひも、裏側にあるひもまで見て、ソファや棚、窓台、ケージなどから実際に届かないかを確認します。

既存のコードを残すなら、自己流で結ぶのではなく、その製品に合う安全部品で固定・収納し、固定後も触れられる部分が残っていないかを見ます。それでも日常的に届かない状態を保ちにくい窓では、コードを減らす操作方式へ交換することも比較できます。

窓辺を見るときに残したいのは、「ペットが実際に触れられるコードが残っているか」「留守中にもその状態が変わらないか」という二つの視点です。

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