ぺとふる
猫が体をかゆがる|ノミ以外の原因も含めた見立て
マガジン一覧に戻る
健康

猫が体をかゆがる|ノミ以外の原因も含めた見立て

本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

最近、猫がしきりに体を掻いたり、同じ場所を舐め続けたりしている。ノミかもしれないと思って探してみたけれど見当たらない。元気も食欲もあるし、もう少し様子を見てもよいのだろうか――そんな迷いが浮かぶこともあるかもしれません。

猫のかゆみはよくある症状のひとつです。ただ、その背景はひとつではありません。ノミだけに目を向けていると、ほかの原因を見落としてしまうこともあります。

ここでは、一般的に考えられている原因の分類と、家庭で観察できるサイン、受診を検討したい目安を順に見ていきます。

猫のかゆみで多い原因は何か

猫のかゆみの背景として、代表的に挙げられるのは次のようなものです。

ノミ・外部寄生虫

もっとも広く知られているのがノミです。ノミそのものが見つからなくても、ノミに対するアレルギー反応で強いかゆみが出ることがあります。

日本ではノミの発生は春から秋にかけて多いとされ、完全室内飼育でも人の衣類やほかの動物を介して持ち込まれる可能性があります。

首の後ろや背中、尾の付け根周辺を強く掻くことが多く、小さなかさぶたや脱毛が点在することもあります。

アース・ペット 薬用ショットオン 猫用

アース・ペット 薬用ショットオン 猫用

  • 猫のノミ・ダニを駆除するスポットオンタイプの薬用剤
  • 1回の使用で約1ヶ月間効果が持続
  • ピペット形状で液だれしにくく、使いやすい

アレルギー(食物・環境)

ノミ以外で多いとされるのがアレルギーです。食物に対する反応や、ハウスダスト、花粉など環境中の物質が関係することがあります。

食物アレルギーでは、季節に関係なく症状が続くことがあり、顔まわりや耳、首などを掻く傾向がみられることがあります。一方、環境アレルギーでは季節性がみられることもあります。

自己判断で頻繁にフードを変更すると、原因の特定が難しくなる場合があります。変更を検討する場合も、記録を取りながら慎重に進めることが大切です。

真菌・細菌感染、皮膚炎

皮膚に赤みや湿り気、フケが目立つ場合、真菌や細菌の感染が関係していることがあります。特に円形の脱毛がみられる場合は、真菌感染が疑われることがあります。

接触性皮膚炎では、新しく導入した寝具や洗剤などとの関連がみられることもあります。生活環境に変化がなかったか振り返ることが、手がかりになる場合があります。

心因性・過剰グルーミング

皮膚に明らかな異常が見当たらないのに、同じ部位を舐め続ける場合、ストレスや環境の変化が背景にあることもあります。

腹部や内股など、手が届きやすい部位に左右対称の脱毛がみられる場合は、過剰グルーミングが疑われます。ただし、心因性と決めつける前に、寄生虫やアレルギーなどほかの原因を除外することが必要とされています。

原因別にみられやすいサインの違い

かゆみの原因を家庭で確定することはできませんが、観察の手がかりになる傾向はあります。どの原因にも例外はあるため、あくまで「照らし合わせるためのヒント」として見てみてください。

原因分類出やすい部位の傾向季節性皮膚の状態のヒント
ノミ・外部寄生虫尾の付け根、背中、首の後ろ春〜秋に多い傾向小さなかさぶた、点在する脱毛
食物アレルギー顔まわり、耳、首通年性が多い赤みが軽度でも強いかゆみ
環境アレルギー顔、耳、腹部など季節性がみられることがある赤み、掻き壊し
真菌・細菌感染体の一部に限局することが多い季節性は一定しない円形脱毛、湿り気、フケ
心因性・過剰グルーミング腹部、内股など左右対称季節性なし皮膚異常が乏しい脱毛

ノミが見えないからといって、ノミではないとは言い切れません。また、赤みが目立たなくても強いかゆみが続くことがあります。部位や時期、皮膚の状態を合わせて考えることで、受診の判断材料が見えてきます。

こんなサインがあれば受診を検討する

次のような場合は、動物病院への相談を考えてもよいでしょう。

  • 数日以上、かゆみが続いている
  • 出血やびらん、強い脱毛がみられる
  • 元気や食欲の低下など、全身症状がある
  • 多頭飼育で、ほかの猫にも同様の症状が出ている

動物病院では、皮膚検査や寄生虫の確認、必要に応じて血液検査などを行い、原因を絞り込んでいきます。

元気そうに見える場合でも、掻き壊しが進むと二次感染につながることがあります。迷うときは、早めに相談するという選択肢もあります。

迷いやすいケースの考え方

軽い脱毛だけの場合

左右対称の軽い脱毛のみで、赤みや出血がない場合、過剰グルーミングの可能性も考えられます。ただし、見えない部分で炎症が起きていることもあるため、広がっていないか注意して観察します。

元気はあるが掻き続けている場合

食欲や活動性が保たれていても、かゆみそのものが強いストレスになることがあります。掻く頻度が増えていないか、範囲が広がっていないかを目安にします。

フードを変えてみるか迷うとき

食物アレルギーを疑う場合でも、短期間で判断することは難しいとされています。自己判断で頻繁に切り替えるのではなく、相談のうえで計画的に進めるほうが、原因の特定につながりやすいと考えられています。

かゆみはよくみられる症状ですが、どこまで様子を見るかは迷いやすい問題です。原因がひとつではないことを前提に、部位や期間、皮膚の状態を整理していくと、判断の材料がそろってきます。

不安が強い場合や、症状が広がっている場合は、早めに動物病院に相談することも選択肢のひとつです。観察した内容を整理して伝えることが、次の一歩につながります。

あわせて読みたい

  • 動物関連のアレルギー|人と動物それぞれの基礎知識
    健康

    動物関連のアレルギー|人と動物それぞれの基礎知識

  • 花粉・黄砂シーズンの散歩どうする?犬猫の目・皮膚トラブルを防ぐ動線ケア
    暮らし

    花粉・黄砂シーズンの散歩どうする?犬猫の目・皮膚トラブルを防ぐ動線ケア

ぺとふるアプリの利用イメージ
ぺとふるロゴ

家族や恋人とペットの思い出を簡単に共有・管理できるペットアルバムアプリ