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ペット用品を洗濯するときの注意点|洗剤・柔軟剤・すすぎ方の考え方
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ペット用品を洗濯するときの注意点|洗剤・柔軟剤・すすぎ方の考え方

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ペットのベッドや毛布、タオルを洗うとき、「人の衣類と同じ洗剤でよいのだろうか」「香りやすすぎ残しが負担にならないだろうか」と迷うことがあります。清潔にしたいから洗剤をしっかり使いたい一方で、洗剤成分を残したくないと考え、水だけで洗うほうがよいのではと思うこともあるかもしれません。

ペット用品の洗濯は、一般用かペット用かという洗剤の種類だけでは決まりません。何が付着しているかを確かめ、洗剤を適量使い、十分にすすぎ、内部まで乾かすところまでをひと続きで考えると、見直す場所が分かりやすくなります。

ペット用品の洗濯は、洗剤だけで決まらない

ペットが使う布製品には、抜け毛やほこりのほか、皮脂、唾液、食べこぼしなどが付着します。毛や固形物はあらかじめ取り除けますが、皮脂のような油性の汚れは、水だけでは落ちにくいものです。洗剤を使わないことが、いつもペットへの配慮につながるとは限りません。汚れが残ったままでは、においやべたつきが取れず、清潔な状態へ戻しにくくなります。

一方で、洗剤を多く使ったり、洗濯槽へ寝具を詰め込んだりすると、洗剤や洗い出した汚れをすすぎにくくなります。洗剤を避けるか強く洗うかではなく、汚れに合う洗浄力を選び、洗剤や汚れを残さない工程まで整えることが必要です。

洗濯後の乾燥も、仕上げの一部です。表面が乾いていても、厚手のベッドやクッションは縫い目や中材に湿気が残ることがあります。洗う前から乾かすところまでを一つの流れとして考えると、洗剤だけに不安が集中しにくくなります。

洗剤は「ペット用か」より、表示と使い方を見る

公的機関や獣医分野から、すべてのペット用品に専用洗剤が必要だとする根拠は示されていません。一般的な衣料用洗剤でも、製品の用途や使用方法に沿って使い、十分にすすぐことは選択肢になります。

洗剤を選ぶときは、「ペット用」「自然由来」「無添加」といった目立つ表示だけで決めず、用途、液性、成分表示、香りの有無、使用量を確認します。こうした表示は、すべての動物や使い方に対する安全性を一律に保証するものではありません。

一般用洗剤を使う場合は、その用品が家庭洗濯に対応しているかを洗濯表示で確認し、製品に記載された量を超えて入れないことが基本になります。洗浄力を高めようとして洗剤を増やしても、量に比例して汚れが落ちるわけではなく、すすぎにくさにつながります。

香りが気になる家庭では、無香料や香りを抑えた洗剤を選ぶ方法もあります。ただし、無香料であれば成分がまったく残らないという意味ではありません。香りの有無と、洗剤量やすすぎ方は分けて考えます。洗剤を選ぶときは、専用品かどうかだけでなく、使用量が分かりやすいか、香りが強すぎないか、家庭の洗濯機や用品の素材に合っているかも確認します。

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ペット用品専用の洗剤を選ぶ場合も、表示どおりに使い、すすぎと乾燥を行う点は同じです。「ペット用だから多く使ってもよい」「すすぎを減らしてよい」とは考えず、洗濯工程の一部として扱います。

柔軟剤は、使う理由とペットの反応から考える

柔軟剤は汚れを落とすためのものではなく、成分が繊維の表面に吸着することで、柔らかさなどの機能を加えるものです。そのため、香りが弱いかどうかだけではなく、ペット用品に使う必要があるかを先に考えます。

毛布や服の手触りを整えたい場合でも、まずは柔軟剤を使わずに洗って支障がないかを確かめる方法があります。洗浄に欠かせないものではないため、必要性を感じなければ使わない選択もできます。

使用する場合は、規定量を守り、香りが強く残るような使い方は避けます。洗濯後にペットが寝具を避ける、布を繰り返しなめる、くしゃみが増える、皮膚に赤みが見られるなど、使い始める前にはなかった変化があれば、いったん使用をやめ、洗濯条件を振り返ります。ただし、こうした変化だけで柔軟剤が原因だと決めることはできません。

鳥類と暮らしている家庭では、香りや揮発性成分など、空気を通じた刺激にも特に配慮が必要です。鳥が使う布製品では、柔軟剤を加える利点と、香りや成分を残す必要性を分けて考えます。使わずに洗えるのであれば、省くほうが判断しやすくなります。

犬や猫を含め、通常の洗濯後に布へ残る微量成分が、ペットにどの程度影響するかを直接比較した研究は十分ではありません。そのため、「少量なら必ず問題ない」「柔軟剤はすべて危険」と一律に決めず、必要性と使用後の変化を基準にします。

すすぎ残しが気になるときは、洗剤量と詰め込みから見直す

すすぎ残しが心配なとき、最初に確認したいのはすすぎ回数だけではありません。洗剤を規定量より多く入れていないか、厚手の寝具を洗濯槽へ詰め込みすぎていないか、水が十分に回る状態かを振り返ります。

洗剤が多ければ、その分だけ洗い流す必要のある成分も増えます。洗濯物が多すぎる場合は、水や洗剤が全体へ届きにくくなり、汚れ落ちだけでなく、すすぎの効率も下がります。

大きなベッドや毛布は、洗濯槽へ入ることと、十分に洗えることが同じではありません。水を含んだときに余裕がなくなるほど詰め込まず、洗濯機や用品の表示に合った量で洗います。

「1回すすぎ対応」と表示された洗剤は、その条件で使用することを想定して設計されています。ペット用品だからという理由だけで、必ず2回以上すすがなければならないとする根拠は示されていません。

ただし、厚手で水を含みやすい用品、洗剤を入れすぎた可能性がある場合、洗濯後も香りが強く残っている場合、皮膚や呼吸器が敏感なペットが使う場合には、追加ですすぐ選択があります。回数を固定するよりも、洗剤を適量使えているか、布が十分に動いているか、洗濯後に強い香りやぬるつきが残っていないかを確認し、その条件に応じて調整するほうが実際の洗濯に合わせやすくなります。

汚れに合わせて、洗う前の処理と洗浄力を変える

ペット用品を洗う前に、表面の毛やほこり、砂、食べかすなどを取り除いておくと、洗濯機の中へ持ち込む汚れを減らせます。ブラシや粘着クリーナーなど、普段使っている方法で落とせる範囲を先に処理します。

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皮脂や唾液によるべたつき、食べ物の油分などは、水ですすぐだけでは残ることがあります。このような汚れには、素材に対応した洗剤を適量使うことが、清潔な状態へ戻す助けになります。

便や吐しゃ物が付いた場合は、洗濯機へそのまま入れず、固形物を先に取り除きます。通常の生活の中で付いた汚れであれば、用品の洗濯表示と洗剤の使用方法に沿って洗います。

感染症や寄生虫、真菌などによる汚染が疑われている場合は、普段の洗濯方法と同じものとして扱いません。必要な洗浄や消毒の方法は原因によって異なるため、動物病院から案内を受けているときは、その指示を優先します。

汚れが気になるからといって、毎回漂白剤や除菌剤、高温処理を追加する必要があるとは限りません。毛や固形物を取り除く、汚れに合う洗剤で洗う、十分にすすぐという通常の工程と、感染対策として行う処理は分けて考えます。

ペットへ戻す前に、厚手の部分まで乾きを確かめる

洗濯した用品は、全体が乾いてからペットのいる場所へ戻します。表面だけではなく、縫い目、折り返し、底面、クッションの中心部など、湿気が残りやすい部分を手で確かめます。

厚手のベッドは、外側がさらりとしていても、中材に水分が残っていることがあります。持ち上げたときに重さや冷たさを感じる部分がないか、向きを変えて触れたときにも湿っていないかを確認します。

乾燥機を使えるかどうかや、使用できる温度は、用品の洗濯表示に従います。高温で乾かせば清潔になると考えて、表示を超える温度を使うと、縮みや変形、中材の傷みにつながります。

室内干しや自然乾燥を選ぶ場合も、乾燥方法そのものより、内部まで乾くための時間と風通しを確保できているかを見ます。乾燥を急いで半乾きのまま戻さずに済むよう、替えの毛布やカバーを用意しておく方法もあります。

乾いた用品を戻したあとは、普段どおり使えているかを確認します。新しく使った洗剤や柔軟剤のあとに、寝具を避ける、布を繰り返しなめる、くしゃみや皮膚の変化が見られる場合は、その用品をいったん外し、洗剤量、香り、すすぎ、乾燥のどこを変えたかを振り返ります。

まとめ

ペット用品の洗濯では、一般用洗剤か専用洗剤かという区分だけで安全性や清潔さを判断することはできません。毛や固形物は洗う前に取り除き、皮脂など水だけでは落ちにくい汚れには、用途に合う洗剤を適量使います。すすぎ残しが気になるときは、回数を増やす前に、洗剤の入れすぎや洗濯物の詰め込みがないかを確認できます。

柔軟剤は洗浄に必要なものではないため、使う理由があるかを考え、香りや使用後の反応が気になる場合は省く選択もできます。洗い終えたあとには、表面だけでなく、縫い目や中材まで乾いていることを確かめます。洗剤の名前だけではなく、汚れ、使用量、すすぎ、乾燥、使い始めたあとの反応を順番に見ることで、それぞれの家庭に合う洗濯方法を整えやすくなります。

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